1901年2月19日製造の刻印があるシンガーミシンです。
シンガーミシンは、1851年、アイザック・メリット・シンガーが第1号実用ミシンの特許を取ってから、世界で最も古くから、そして広く知られているミシンブランドです。

1900年になって、シンガーミシンは日本に上陸。神戸、横浜に中央店を開設。
日本上陸当時の1901年製のこのミシンは、エリート創業時に購入したものです。

いまも、現役で活躍する環縫いミシンで、ブレード縫製ほか、帽子への用途が多いミシンです。

レストア「restore」を辞書で引くと「1.もとに戻す　2.修繕する　3.回復させる」などの意味が載っています。

このミシンは、完全レストアされた希少帽子用環縫い千鳥ミシンです。
こちらのミシンも現役で活躍しています。

帽体といわれる帽子形状に近い材料を成型するときに使用するアイロンと木型です。
木型はいろいろな種類があり、帽子の形によって木型を換え使用します。

帽体、ブレード成形帽子の製法はこちら

フェルト帽体等のブリム（縁）伸ばし機です。

左右のギア比の差でブリムを広げていきます。

布帛帽子は、ＣＡＤでパターンを作製しています。
型紙パターンは帽子構成上の一部ですが、正確であるほど最終誤差も少なく出発点となるデザインシルエットが反映されます。

左の写真は、各シーズン毎、サンプル用パターン保管棚一部です。

エリートでは過去の作品全て数値化し素材別、型別等データベース化してます。

ＣＡＤによるエリート工法（立体平面分解図法）の解説はこちら